数字を列番号のアルファベットに関数で変換する方法|1をA

ここでは、数字を列番号のアルファベットにする方法を解説します。

 

主に、INDIRECT関数を使う時に便利な方法です。

1.まずはやりたいことを確認

まずは、やりたいことを例を含めて確認します。

 

1-1.数字を列番号のアルファベットに置き換えたい

やりたいことは、「数字を数字を列番号のアルファベットに置き換える(変換する)」です。

 

1ならA、2ならB、3ならC…というように、それぞれの順番に対応した形で変換します。

 

これができると、例えばINDIRECT関数を使った数式をコピーする時に、手直しする手間が減ることがあります。

 

1-2.例を確認

一つ例を見てみましょう、

上のように「1、2、3」とある各数字を、アルファベットに変換してみます。

 

関数を使って「1、2、3…」がそれぞれ「A、B、C…」に変わります。

 

ちなみに、数式をちょっと変えると「元の数字」がなくても「A、B、C…」と変えることもできます。

2.数式の形と作り方

次に、「数値をアルファベットに変換できる」数式の形と引数の入れ方です。

 

2-1.数式の形

まず、数式の形は次の通りです。

=LEFT(ADDRESS(1,数値,4),LEN(ADDRESS(1,数値,4))-1)

ポイントは、次の通りです。

ポイント
  • 「数値」に「変換したい数値」を入れる
  • ADDRESS関数で「対象のセル番号」を抽出
  • LEFT関数で「アルファベット」を抽出

「数値」に「アルファベットに変換したい数値」を入れます。「数値の入ったセル番号」でもOKです。

 

すると数式は、まずADDRESS関数で「対象のセル番号(『A1』や『C5』など)」を抽出します。

 

そして、LEFT関数で「頭のアルファベット」を抜き出します。

 

2-2.数式の作り方

次に、数式の作り方を確認します。

1行目の3つの数字を列番号のアルファベットに変換します。

 

以下手順です。

 

(1)以下の数式をコピーし、セルに貼り付ける

【コピーする数式】

=LEFT(ADDRESS(1,数値,4),LEN(ADDRESS(1,数値,4))-1)

 

(2)「数値」の文字を消し、「数値の入ったセル番号」を入れる

 

(3)ENTERキーを押す

 

(4)数式をコピーすれば完了

3.更に便利な数式の形と作り方

続いて応用編として、「数式コピー時にアルファベットも順に変わる」数式の形と引数の入れ方です。

 

3-1.例を確認

まずは、「数式コピー時にアルファベットも順に変わる」例を見てみます。

この数式は右にコピーしただけで…

 

元の数値がなくてもA、B、C…と順番に変わります。もちろん、途中からも可能(D、E、F…など)です。

 

3-2.数式の形

数式は、次のようになります。

=LEFT(ADDRESS(1,COLUMN(セル番号),4),LEN(ADDRESS(1,COLUMN(セル番号),4))-1)

「セル番号」には、「アルファベットを抽出したいセル番号」を入れます。

 

例えばAを抽出したければ「A1」、Dなら「D1」といった形です。

 

なお、ここで重要なのは「列番号(AやBなど)」で、「行番号(1や2など)」はなんでもいいです。

 

なので、Aを抽出したい場合、「A1」でも「A100」でも同じ結果になります。

 

3-3.数式の作り方

次に、数式の作り方を確認します。1列目から3列目までの「列番号のアルファベット」を抽出してみます。

 

以下手順です。

 

(1)以下の数式をコピーし、セルに貼り付ける

【コピーする数式】

=LEFT(ADDRESS(1,COLUMN(セル番号),4),LEN(ADDRESS(1,COLUMN(セル番号),4))-1)

 

(2)「セル番号」の文字を消し、「アルファベットを抽出したいセル番号」を入れる

 

(3)ENTERキーを押せば完了

数式は、コピーすると「アルファベットが順に変わっていき」ます。

 

以上、参考になれば幸いです。


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